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『日本象徴詩論序説』
2013/06/16(Sun)
【書名】日本象徴詩論序説
【発行日】昭和三八(一九六三)年一〇月一日
【発行所】光風館
【体裁】B6判、角背厚表紙、透明ビニール付、函入り。
【頁数】一七四頁
【定価】六〇〇円
【目次・内容】
日本象徴詩論序説
 その本質と展開について
 その系譜と背景―大正期から昭和現代詩へ―
 その限界と屈折―北原白秋「白金之独楽」の場合―
 その朔太郎に於ける諸問題
  一 ある人の歴史
  二 朔太郎『月に吠える』 未発表の書簡を中心にして(※目次では「月に吠える」)
 熊田精華に於けるその一到達点(※目次では「その一到達点―熊田精華と大正サンボリズム―」)
 象徴詩・象徴主義の行方―城左門論を中心として―
 逸見猶吉におけるその崩壊(※目次では「逸見猶吉に於けるその崩壊」。末尾に「逸見猶吉年譜(試案)」)
  象徴詩関係参考文献目録
   ***
現代詩の解明
 萩原朔太郎「小出新道」
 三好達治「甃のうへ」
 立原道造「また落葉林で」/「旅装」
 野田宇太郎「湯の湖にて」/「戦場ヶ原にて」
 大木実「おさなご」/「峠」/「故郷」/「雨のいなか町」(※内題では「おさなご」脱落)
 鮎川信夫「おれが古いいくさのうたをうたつたら」(※目次では「おれが古い戦のうたをうたつたら」)
   *
 現代詩におけることばの論理(※目次では「現代詩に於けることばの論理」)
 戦争詩評価への一資料と考察―ジャカルタ版「海原にありて歌へる」を中心に―(※目次では副題なし)
  「現代詩の解明」参考文献目録・解題
  高等学校「現代国語」所収の現代詩一覧表(昭和三八・八 現在)(※目次では「高等学校「現代国語」所収現代詩一覧」、「(昭和三八・八 現在)」なし)
後記
掲載論文 発表誌目録一覧
【後記より抜粋】

 日本に於ける近代象徴主義・象徴詩というものに近代詩に関心を持ちはじめてから、長い間疑義を持ち続けて来ていた。
 例えば西欧のそれと日本の場合を比較する時、どこかで本質的に非常に落差があることや、明治末期から大正期にかけて、反自然主義的態度に終始して一つの流れを形作つて来た象徴詩が昭和期に入ると唐突に消滅して、以後の詩史にはこの解答が殆ど示されていないということも何か釈然となかつた。
 本書はこのような疑義を自分なりに解明するつもりで、折々に発表してきた小論に手を加えて、改めて一本にまとめたものである。
  (中略)
 (*別稿「現代詩の解明」が)高等学校の新教科目「現代国語」の教材研究や学習指導に若し、いささかでも役に立つところがあれば幸いであり、筆者の喜びとするところである。


【解題・特記】
 二冊目の評論(詩論)集。
 本書についても、小川靖彦氏より貴重な詳細情報をご提供いただきました。重ねて厚く御礼申し上げます。
☆西山蔵書(平成二六年一一月七日入手)
(平成26年10月25日19:00更新―11月12日15:15再更新)
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『詩人の魂』
2013/06/15(Sat)
【書名】評論集・詩人の魂
【発行日】昭和三五(一九六〇)年一一月
【発行所】地球社(私家版・五〇冊)
【体裁】B6判、角背、函入り。
【頁数】一九四頁
【定価】二〇〇円
【目次・内容】(※「目次」には副題の記載なし)
 詩人の魂―高内壮介論ノート―
 荒地・鮎川信夫についての考察―荒地グループ・鮎川信夫に関する考察―
 現代詩はなにゆえ難解か―国語教育の一つとして現代詩をきる―
 美神の意味
 中世の詩人(※目次では「中世の詩心」)
   *
 暗い青春―高橋昭行詩集 禁猟区―
 不在の盗人読後感―大滝清雄詩集―(※目次では「不在の盗人」読後感)
 漂泊の魂の声―近藤博人詩集「うた」評―
 メカニツクの美学―水上文雄詩集「若い夏」を読む―
 浅野?子の「愛について」―詩の鑑賞と研究―
 長編小説を読むことについて―森と湖のまつりから―
 短歌様式による現実把握(※目次では「短歌様式による現代の把握)
   *
 立原道造「旅装」の鑑賞
 堀辰雄に於ける風土と文学について(※目次では「堀辰雄に於ける風土と文学」)
 国語教育教材としての現代詩―立原道造の作品における研究とその実践
【著者略歴】
昭和五年    東京に生れる
昭和二十二年 雑誌「詩風土」に参加
昭和二十三年 「駿台文学」を編集。
          「近代詩派」「地球」に関係する。
昭和二十六年 明治大学を卒業。
現在   栃木県立宇都宮女子高等学校教諭
      小説・「エヴエレストの青雪」「蒼氷に死す」「谺のように」「星の肖像」等がある。
現住所  宇都宮市宿郷町三九
【解題・特記】
 小川和佑先生のおそらく最初の著書(単行本)であろうと思われる。先生三十歳。
 この記念すべき最初の評論集について、本の存在は存じていましたが、内容はまったく不詳であったところ、平成二十六年十月六日このブログのコメント欄に、小川靖彦氏より、以上の通りの貴重な詳細の情報をご教示いただきました。誠にありがとうございます。この場を借りて厚く御礼申し上げます。
 それにしても、「著者略歴」の〈小説〉云々は今回初めて知る事実で、大いに驚いている。もっとも後年、表向きは〈お遊び〉でもけっこう本気で書かれたと思しき推理小説があるのだから、それほど驚くことではないのかもしれないが。
(平成26年10月16日19:00更新―11月12日15:00再更新)
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