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『詩神の魅惑』
2014/02/01(Sat)
【書名】詩神の魅惑
【発行日】昭和四七(一九七二)年一〇月二五日
【発行所】第三文明社
【体裁】四六判上製、角背厚表紙、外函、帯付。装幀・杉田豊。
【頁数】初出一覧を含め三四五頁
【定価】九八〇円
【目次・内容】
  Ⅰ
 吉本隆明論――その抒情的原質
 三島由紀夫論(一)――唯美と詩精神
 三島由紀夫論(二)――「剣」の美学
 中村真一郎論(一)――作家の幼年
 中村真一郎論(二)――青春と時代
 井上靖の詩と小説
 吉行淳之介――『砂の上の植物群』
 大江健三郎と現代詩
  Ⅱ
 堀辰雄論(一)――堀辰雄と信濃
 堀辰雄論(二)――『かげろふの日記』覚え書き
 三好達治論――さくらの詩的映像をめぐって
 伊東静雄論(一)――「日本浪曼派」ノオト
 伊東静雄論(二)――アララギ短歌と詩人
 立原道造論(一)――風のモチーフ
 立原道造論(二)――現代文法と道造詩
 村野四郎論――故郷への回帰
  Ⅲ
 抒情と映像空間
 津村信夫論――「抒情の手」
 野村英夫論――「司祭館」
 秋谷豊論――「読書」
 安西均論――「業平忌」
  Ⅳ
 評説・萩原朔太郎
  Ⅴ
 日本象徴詩史の構想
 抒情の復興と浪曼詩人
 戦後詩史序説
 マチネ・ポエティク
  あとがき
  本書掲載論文初出誌
【解題】
 昭和四〇(一九六五)年二月「国文学」発表の「堀辰雄と信濃」から、昭和四七(一九七二)年四月「地球」発表の「抒情と映像空間」まで、足掛け八年に渡って各種の国文学研究誌、講座本に発表された論文を集めたもの。(「評説・萩原朔太郎」のみ書き下ろし)。
 元々一つひとつは独立したものだが、一冊の全体像を通じて「現代文学史論」というべきものが浮かび上がってくる構成になっている。論点は以下に写すあとがきに言い尽くされているが、批評の分野でも小説偏重に傾きがちなわが文学界にあって、これは希有なことである。詩的体験を持たない評論家には無理な注文で、先生ならでは観点。

 ……私は一時代の文学を考える場合、かねがね小説と詩とを同一の次元に置いて見ている。一時代の詩が同時代の小説とまったく別個の独立した存在として考えることが、果たして妥当だろうか、という疑問をあえて持ち続けているものである。本書に収めた論考もこの観点に拠るものである。
 そして、そこには日本近代文学の流れの中で反自然主義的な一つの文学史系譜をひそかに想定しているものである。これはもとより文学史的常識に従えば、あるいはさまざまな反論もあると思われるが、ここに収めた論考を文学史的に再構成すれば、萩原朔太郎を起点として、堀辰雄、三好達治、伊東静雄、立原道造を経て、戦後の文学、中村真一郎、三島由紀夫、吉本隆明、秋谷豊、安西均、そして大江健三郎に至るということにもなる。  ──「あとがき」


 以上は、帯の裏にもそっくりそのまま印刷されている。
☆西山蔵書 ◎五十嵐蔵書
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