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『リトル・マガジン発掘』
2014/05/22(Thu)
【書名】リトル・マガジン発掘 ―文学史の水平線
【発行日】昭和五一(一九七六)年八月三一日
【発行所】笠間書院
【シリーズ】笠間選書・61
【体裁】B6判ソフトカバー、透明梨地ビニール付。
【頁数】一七三頁
【定価】一〇〇〇円
【目次・内容】
 1「地球」第二次 「葦」―戦後の抒情の原点
   二種の「地球」創刊号
   第二次「地球」創刊
   「葦」創刊
   戦後思想をめぐって
     資料 「葦」創刊案内状  葦の会通信
 2「零度」―詩的青春の出発
   詩的青春の出発
   「零度」の出発
   「零度」創刊
   第二次戦後派としての「零度」
   金井直の場合
   「零度」終刊
     資料 山本太郎「零度」初出稿一覧
 3戦後時代思潮と「アルビレオ」
   創刊まで
   星の名―白鳥の嘴
   串田孫一をめぐって
   機械文明と精神の復権
     資料 『アルビレオ詩集』細目
 4「貘」―文学史の水平線
   文学史の水平線
   詩的青春の復権
   ネオ・ファンテジズム
   青春の収穫―「貘」その後
     資料 「貘」同人詩集一覧  「貘」同人名簿
 5「葡萄」―新しき原点へ
   「ユリイカ」まで
   続「ユリイカ」まで
   昭和三十年代の抒情的宇宙
   原点への回帰
年表・現代詩史 1945-1970
 あとがき
【解題】
 文学の営為は、もともと商業とは別のところ、つまり同人雑誌にその本流があるとみていい。文学の歴史はそのまま、これらリトル・マガジンの歴史といっても差し支えない。しかし、同人誌からやがて商業誌へと発展していったものや、一部の有力同人雑誌を除いて、語られることは少なかった。しかも、小説中心の同人誌の場合は、やがて職業作家として巣立っていく者が多かったから、別の視点から語られることもあったが、詩の場合は、ごくごく一部の人を除いてそもそも職業詩人というのが存在し得ないことから、尚更である。が、逆にリトル・マガジンへの依存というのか重要性は増し、それなしには語り得ないということになる。
 そこで、それを発掘しようというのだが、問題を論じる以前に、まずその収集自体からして相当な困難を伴う。本書ではひとまず、「全巻の閲読が可能になった『地球』『葦』『零度』『アルビレオ』『葡萄』『貘』の昭和二十年代の五誌について稿を起こした」(あとがき)ということになるのだが、現在ではそれさえも不可能だろう。
 本書は、小川和佑先生の同人雑誌への愛情、ひいては文学への限りない愛着が滲み出ている一書で、巻末の「年表・現代詩史」はたいへんな資料である。
 なお初出は、明大の後輩にあたる詩人の嶋岡晨氏が編集していた「無限」。昭和四九年七月から本書刊行時にも断続的に書き継がれていた。
☆西山蔵書 ◎五十嵐蔵書
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