FC2ブログ
2018/09 ≪  2018/10 12345678910111213141516171819202122232425262728293031  ≫ 2018/11
スポンサーサイト
--/--/--(--)
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
この記事のURL | スポンサー広告 | ▲ top
『増補改訂版 三好達治研究』
2014/05/31(Sat)
【書名】増補改訂版 三好達治研究
【発行日】昭和五一(一九七六)年一〇月一五日
【発行所】教育出版センター
【シリーズ】研究選書・13
【体裁】A5判上製、丸背藍クロース貼り厚表紙、機械函入り。
【頁数】四四三頁
【定価】六八〇〇円
【目次・内容】
第一章 三好達治の世界
 1 三好達治論序説
 2 川沿いの家―詩人の生い立ちをめぐって
 3 朝の旅人―その少年期について
 4 はるかなるものみな青し―青春の感傷性
 5 少年の日も人を恋ひゐし―抒情と宿命
 6 乱世の文学―『駱駝の瘤にまたがって』
第二章 三好達治の詩の形成
 1 昭和詩の形成―順三郎と達治をめぐって
 2 三好達治と同人雑誌―「青空」参加より「詩・現實」終刊まで
 3 続・三好達治と同人雑誌―「四季」創刊より「文學界」終刊まで
第三章 作品論への試み
 1 『測量船』論
 2 「甃のうへ」試論
 3 「雪」とその周辺
 4 「Enfance finie 」の世界
 5 「測量船」の短詩
 6 「頬白」一つの生命
 7 「大阿蘇」-達治における覇旅の詩
 8 「捷報臻る」をめぐる
 9 「雪はふる」―北陸流寓の詩
第四章 三好達治書誌研究
 1 新資料「蜂」等について
 2 三好達治新資料書簡―三国流寓をめぐる
 3 研究展望
 4 詩のなかの三好達治
 5 三好達治の詩集
 6 達治の俳句
 7 達治の短歌
 8 研究の視点
 9 研究文献目録総覧
 10 書誌一覧・解題
 年譜―付、同時代史
 初版あとがき
 「三好達治の世界」まえがき
 増補改訂版あとがき
【解題】
 とにかくたいへんな大著である。本書は初版本『三好達治研究』と『三好達治の世界』を併せ、版を改め、さらに加筆訂正され、前二著以後の三好達治論を加えたものである。昭和三八年一二月号「国文学」に「甃のうへ」論を発表して以来、十五年近くに渉る小川和佑先生の三好達治研究の集大成。
 圧巻はやはりその書誌研究。今こうして小川和佑著書目録を作成しているにつけ、先生の書誌研究がいかに大変だったか本当に実感として分かる。考えただけでも気の遠くなるような作業である。夭折した立原道造でさえ相当なものなのに。もちろんこれは研究の基礎に過ぎない。が、正確にその作品を読み、読解し、さらに批評しようと思ったら、是非とも必要な作業である。当の作者である詩人・作家の立場から言えば、また後代の研究家にしてみれば、全くありがたいことだと言わねばならない。
 ところで、すでに昭和四五年以前に書かれた第一章「三好達治の世界」の冒頭はこう始まる。

 若山牧水は〈さくら〉という、たぶんにこの詠題的な、通俗的といっていい歌の素材をもう一度、桜花そのものの詩的感動に還元することに成功した明治以後の最初の歌人であった。
     ──「1 三好達治論序説」


 ここ十余年間(平成三年ころから)の比較的最近学生だった者にとっては、馴染み深い言葉が出てきたのではないか。今や先生は、「四季」の詩人はじめ昭和十年代の文学研究を中心とした国文学者というイメージより、すっかり「桜の文学」の伝道者といった趣を呈してきたが、そうなるにはやはり一朝一夕ではないのだった。
☆西山蔵書
スポンサーサイト
この記事のURL | 1970年代の著書 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
コメント
コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する


▲ top

トラックバック
トラックバックURL
→http://ogwkzsk.blog.fc2.com/tb.php/31-7864d781

| メイン |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。