FC2ブログ
2018/09 ≪  2018/10 12345678910111213141516171819202122232425262728293031  ≫ 2018/11
スポンサーサイト
--/--/--(--)
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
この記事のURL | スポンサー広告 | ▲ top
『文学碑のある風景』
2017/09/19(Tue)
【書名】文学碑のある風景 詩の心、詩の風土
【発行日】昭和五八(一九八三)年一二月二〇日
【発行所】実業之日本社
【体裁】本文新書判、丸背厚表紙(新書判よりやや大きめ)、コート紙カバー、帯付。口絵写真・アート紙一頁(三好達治「春の岬」詩碑)。装幀・安彦勝博。
【頁数】写真提供者一覧含めて二六〇頁。
【定価】一〇〇〇円
【目次・内容】
文学碑の旅へ
  風景との遭遇
  旅への誘い
  発見の喜び
川端康成「国しのびの歌」碑   奈良県桜井桧原井寺池畔
山部赤人「津田の細江」歌碑   姫路市飾磨区溝、思案橋際
中山道碓井峠の万葉歌碑     長野県軽井沢町旧碓氷峠展望台
柿本人麻呂「遊女の祈り」古歌碑 東京都台東区浅草神社境内
和泉式部「薄墨ざくら」歌碑   福島県石川町小和清水
芭蕉『奥の細道』文学碑     福島県白河市旗宿
其角「雨乞い」句碑       東京都墨田区向島二丁目三囲神社境内
大和田建樹『鉄道唱歌』詞碑   東京都港区新橋二丁目国鉄新橋駅舎
樋口一葉『たけくらべ』文学碑  東京都台東区竜泉寺町一葉記念館
森鷗外小倉旧居と文学碑     北九州市小倉鍛冶町
正岡子規法隆寺句碑       奈良市五条町法隆寺境内
伊藤左千夫『野菊の墓』文学碑  千葉県松戸市西蓮寺境内
泉鏡花『婦系図』ゆかりの筆塚  東京都文京区本郷湯島天神境内
島崎藤村『夜明け前』文学碑   長野県木曽郡福島町大手町
土井晩翠「荒城の月」詩碑    宮城県仙台市青葉城址
与謝野晶子「海こひし」歌碑   大阪府堺市甲斐町一四一
若山牧水記念館と「望郷」歌碑  宮崎県東臼杵郡東郷町坪谷
吉井勇祇園歌碑         京都市東山区祇園町白川畔
北原白秋「帰去来」詩碑     福岡県柳川市矢留小学校前白秋詩碑苑
石川啄木北上川畔歌碑      岩手県岩手郡玉川村渋民鶴塚
石川啄木浅草等光寺歌碑     東京都台東区西浅草等光寺境内
夏目漱石鴨川句碑        京都市中京区御池大橋際
高村光太郎『智恵子抄』詩碑   福島県二本松市二本松城址
有島武郎文学碑         長野県軽井沢町三笠
永井荷風「震災」詩碑      東京都荒川区南千住二浄閑寺境内
萩原朔太郎「帰郷」詩碑     群馬県前橋市敷島町敷島公園
大手拓次「川に鳴る鐘」詩碑   群馬県安中市磯部温泉碓氷川畔
室生犀星「あんず」詩碑     石川県金沢市中川除町犀川畔
佐藤春夫「望郷五月歌」詩碑   和歌山県新宮市熊野速玉神社
会津八一唐招提寺歌碑      奈良県五条町唐招提寺金堂左側
西条八十「銀座の柳」詞碑    東京都中央区銀座八丁目新橋際
大仏次郎記念館         神奈川県横浜市中区山手町
伊藤整「海の捨子」詩碑     北海道小樽市塩谷ゴロタの丘
宮沢賢治「雨ニモマケズ」詩碑  岩手県花巻市下根子片桜
林扶美子「花のいのちは」詩碑  鹿児島市桜島町古里温泉
小林多喜二望郷の文学碑     北海道小樽市旭山展望台
三好達治「春の岬」詩碑     福井県坂井郡三国町東尋坊海岸
中原中也「帰郷」詩碑      山口市湯田温泉井上公園
立原道造「アダジオ」詩碑    岩手県盛岡市愛宕山中腹
伊東静雄「曠野の歌」詩碑    大阪市住吉区住吉高校
亀井勝一郎文学碑        奈良市西の京薬師寺大宝蔵殿前
太宰治「不死鳥」文学碑     青森県北津軽郡金木町芦野公園
原民喜「幻の花」詩碑      広島市大手町原爆ドーム前
峠三吉原爆詩碑         広島市広島平和記念公園内
井上靖「千本浜」詩砕      静岡県沼津市千本松原
 全国主要文学碑一覧
 あとがき――取材を終えて
 〈写真提供〉
【解題】
 一篇(一文学碑)につき原稿用紙三枚ほどのエッセイと写真で綴る文学碑への旅。本のスタイルとして、のちの『百観音巡礼』『旬の菜時記』『花暦十二ヶ月』『花とことばの文化誌』に続く瀟洒な小型本エッセイ集の嚆矢である。
「北は北海道の啄木から南は鹿児島の林扶美子、時代的には万葉から井上靖まで、代表的な文学碑を訪ね、碑文の背景と作家の肖像を活写した文学風土記」と帯にあるように、単なる文学碑案内というのではなく、作家・作品の文学地誌を洗い直す文芸批評になっている。かつ随筆として軽快に読め、折に触れて頁を繙くの適している。
 決められた枚教内にぴたりと文章を嵌め込む手腕はさすがである。また、取材の仕方や写真の撮り方まで紹介されていて、これは大いに参考になる。文学のフィールドワーク入門として読めるわけだ。
 実際、昭和五九年の明大での「詩歌研究」は本書をテキストに、夏休みの課題は、学生の郷里や身近な文学碑を訪ねて写真と文章でリポートするというものであった。(この時二年生だった私は、語学の必修科目が重なっていてこの授業を履修することができず、三十年以上たった今でも残念に思っている)。
「あとがき」に、「ここ二、三年、二つの新聞と一つの雑誌に文学碑のエッセイを書き続けさせることになって」、「そのうちから約三分の一を選び、地域や時代を考慮に入れて一冊にまとめることにした」とある。ということはほかにもまだ原稿が二冊分あるということで、初出を探索したいものである。

 文学碑の旅はいつも新しい歌枕を訪ねる旅であり、文学の風景との出会いであった。(――「文学碑の旅へ」冒頭)


 ノートとカメラを片手に旅する先生の姿が目に浮かぶような本である。――それにしてもよくぞここまで巡ったものである。
☆西山蔵書 ◎五十嵐蔵書
スポンサーサイト
この記事のURL | 1980年代の著書 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
コメント
コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する


▲ top

トラックバック
トラックバックURL
→http://ogwkzsk.blog.fc2.com/tb.php/53-2abfcc35

| メイン |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。